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HOMECONTENTSタックスニュースタックスニュース平成24年タックスニュース 2012.10.05


宇宙はビッグビジネスであふれている

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 私たちの身の回りを見回しても、携帯電話、テレビ中継などの通信事業、天気予報、

GPSやカーナビなど、宇宙産業は現代人の生活から切っても切れない状況になっています。

世界の宇宙関連の民間産業は、過去5年間で毎年平均10%を超える勢いで成長しており、

年間13兆円規模のマーケットにまで成長しています(Satellite Industry Association State of the Satellite Industry Report(2011)より)。

 今まで日本では宇宙研究開発機構(JAXA)がロケット打ち上げ全般を

担ってきましたが、文部科学省は一部民間企業への移管する等の対応を行っています。

それには3つの理由があります。

1つは、ロケットそのものの利用の多様化です。

例えば天気予報やカーナビゲーション、災害時の通信や温暖化を監視する

地球観測などにも活用されています。

2つめは、最先端の開発で得られる技術の転用です。

例えば、断熱材を住宅用に改良したり、ロケットの空気力学を応用して高速鉄道に

利用するなど、国民生活に直接役立つようなものに使われています。

3つめが経済的側面です。

日本のロケットが民間衛星の打ち上げを数多く担ったり、

ロケット技術を海外に輸出できるようになれば、国内に新しい産業が創出し、

周辺の産業も含めて多くの仕事が生まれ、

経済的な活動を通じて国民生活に貢献できます。

そのため、JAXAはその先の研究に専念する棲み分けをするのです。(


 日本の宇宙産業の裾野も大きく広がっています。

社団法人日本航空宇宙工業会の集計によると、

日本における宇宙産業規模(平成22年度)は、総額9兆1,698億円、

直接的な宇宙機器産業は2,584億円の規模という大きな産業となっています。

具体的にJAXAの研究から、民間の産業に転用された技術をいくつか紹介しましょう。

珍しいところでは、JAさがが衛星から撮影した茶畑の映像からお茶の甘味を決める

「テアニン」の生成をしやすい茶木を選別、栽培し、

「衛星の恵み」としてブランド化しています。

この技術は栽培全般に応用ができることから、今後様々な農業に利用が期待されます。

低反発素材「テンピュール」。

強烈な重力や振動から宇宙飛行士を守るために開発されたものですが、

最近テレビの通信販売で話題の低反発枕やマットレス、

自動車の座席などに利用されています。

ダイヤカット(封を開けるまではでこぼこの表面)の表面加工されたアルミ缶飲料。

ロケットの機体工学の最適強度と軽量化の研究から生まれた加工技術を利用したものです。

また、最近は一般的になってきた消臭下着。

これも宇宙ではお風呂に入れないため開発された宇宙下着の技術を転用したものです。

実は私たちの身の回りには、宇宙開発から生まれた商品であふれています。

JAXAでは、JAXAが持っている技術やノウハウを転用したり、

民間企業からの技術提案を受ける等、積極的に展開しています。

このような姿勢が新しい商品や技術が生まれる下地になっているのかもしれません。


(記事提供者:(株)税務研究会 税研情報センター)


記事提供:ゆりかご倶楽部



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