いよいよ21世紀の開幕となりました。
混沌と長引く不況で、先が見えない。安心して生活できない世の中の状況であります。
リストラも倒産も生き残りをかけた合併もまだまだ続くと思われます。
人類の培ってきた英知と情熱で戦争のない平和で飢餓のない世界を築く義務と権利と責任と使命を現在生きている人間は持っていると思います。
国境や人種や宗教や利害を超えて世界市民の立場に立った共生の哲学が求められていると思います。
自他不二(自分と他人とは二にして二にあらず)の思想なくして人間の幸福はありえないと信ずる一人です。
ともに幸福になって行こうという一体の思想です。
あらそいや他人の犠牲や不幸による我欲を満たす行為は畜生と同じです。
国も社会も政治も経済も会社も家庭も自他不二の心あらば、平和な営みが実現すると信じるものです。
依正不二(自分と自然とは二にして二にあらず)の思想なくして人類の繁栄は
ありえないと信じる一人です。
人間は自然の恩恵を受けながら自然を征服し破壊してきました。
自然を破壊することは自らを破壊することだとようやく気づきはじめました。
21世紀は力優先の社会、経済優先の社会から人間中心の社会、人間連帯の共生の思想の世紀を創造していく世紀だと思います。
国や政治や社会構造、経済、組織すべて人間が幸福に生活していく手段にすぎません。
法律も税法もしかりです。
幸福への目的から手段が目標になってしまうと本末転倒となります。
不幸を生じても手段のほうが優先されてしまうのです。
法律も税法も同じことがいえます。幸福のための手段が不幸を生んでしまうのです。
法律で決まっているからと。
人間社会のすべての根本思想に自他不二の思いやり、慈悲、同苦を世の中の指導者たちに持ってほしいと思います。
こころを変えていく自分との戦いが21世紀には起きていくと信じます。
税理士 川島博巳 2001/01/01 |
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