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HOMECONTENTSエトセトラ税理士の独り言為せば成る 為せねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり


2004年の年頭所感 『為せば成る 為せねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり』

『為せば成る 為せねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり』

新しい年にいつも税務手帳の最初のページに今年の目標とか言葉を書いています。
今年は、上杉鷹山の『為せば成る・・・・』を書きました。

1月2日に書初めでまちがいながら6枚書きました。
6枚のうち3枚は3人の子供への遺言として渡しました。
子供といっても長男中一、次男は小5、末の娘は小学4年生ですが。
しぶしぶ上の二人は部屋へ持っていく。娘は2日ほど置きっぱなしであった。
何故なら、3人とも成績表は下がり、いただいたお年玉で3人が真っ先で買ってきたのは、ゲーム機であった。元旦は1日中、ゲームのやりどうしであった。
私は、パソコンで仕事(子供から見れば大人のゲーム機??)。

書初めでは、『為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは おのが為さぬためなり』と書いてしまった。
本日、調べたら、上記が正しい鷹山の和歌のようであります。

革新的なこと、新しいことをやろうとすると、旧勢力はまず反対するのが世の常のようである。
何が正しいか、何が効果的か、経営者は戦略を選択、判断しなければならないのではあるが、
重要なことを決断するときには、私は、安岡正篤翁が申されたことを念頭におくようにしています。

『思考の三原則』
1. 目先のことにとらわれずに、できるだけ長い目で観察する。
2. 一面にとらわれないで、できるだけ多面的、できるならば全面的に考察する。
3. 枝葉末節にとらわれないで、できるだけ根本的に観察する。

特に一番目のできるだけ長い目で見るようにしている。
判断して、実行して、正しいことは、すぐに結果は出ないものである。これは経験してみてわかるもの。正しいと信じた自分を信じることである。
いわゆる信念であります。井戸を掘っていて、あと1メートル掘っていれば水が出たものを途中でやめてしまっては、大切な水はでない。失敗は成功のもと。成功するまでやり続けること。
なんとなく、この年になってボーッとわかってきた気がします。
ただし、間違いに気づいたときには、潔く、やめなければならない。

企業経営にとって人材は『人財』であるといわれています。しかし、人財は作っていくもの。今の若いものはと言われる時代から、今の中年はと言われる時代がくるような気がします。
今の若い人たちは、我々がそうだったように、大人を社会をよく見ています。

以下安岡正篤翁の言葉を引用させていただき書き綴ってみたいとおもいます。

知識と技能を追い求め続けた結果の今日の社会現象を見ていると、大切なものを忘れてきたような、専門化・細分化してきて専門的愚昧をいっぱい作ってしまった。
知識や技能の高い人間でないと人間でないような世の中になってしまった。
受験戦争、学校教育も親もそうなってしまった。

人間の人間たる本質的要素は、これがなければ人でないというものが、なにかというと、徳、徳性、道徳性であるといわれるようになってきました。
その徳性とは、心の明るさ、清さ、人を愛すること、人を助けること、人に尽くす、恩を知る、恩に報いる、正直さ、勇気、忍耐などの心の働きをいいます。こういったものがなかったらと考えたら人間の人間たる所以がありません。

知識や技術の修得ばかりに、親も道徳は学校が教えるものと思っている方が多いのも事実。
道徳は家で家庭で教えるものが本当です。ところが、会社で教えている。
よかれと思い、専門化、細分化され(税金もそうですが)、ひずみを生じてきています。
これからは統一化、省くほうに進まないと経済も社会も破滅するでしょう。

徳性とともに大切な躾とは習性、習慣、美しい身と書きます。
文字とは、昔の人は、えらかったと思います。徳性は躾から始まります。

人の人である所以は道徳をもっているということです。
これがなければ、格好は人でも人ではありません。
その徳は人を敬うこと、人を敬することにより、己を敬すること、敬するとは恥を知ることです。
恥を知って、はじめて敬することを知る。そして、自他ともに人間となる。

礼というものは、「汝に依って我を礼し、我に依って汝を礼す」 相手にすると同時に自らに対してすること、ゆえに、大事な礼を忘れると、いろいろな弊害が発生するのは、あたり前です。
挨拶をした。しないで人間関係がこわれるのはよくあることです。

道徳は、「敬」するという心と「恥」ずるという心になって現われます。
動物には「愛」はあっても敬愛とか恥ずる心はありません。
敬する心は人間が限りなく成長を望み、より偉大なものにあこがれるところから生まれてきます。
敬する心が起こるとそこには必ず恥ずるという心が生まれてきます。
敬を知る人は必ずよく恥を知る人であり、恥を知る人は敬をよく知っている人です。

事業もしかり、力づくでやってると、競争になる。
事業が人間性からにじみでた、徳のあらわれであれば、徳業であり、道にのっとっていれば、道業になる。現在の事業は利業・機業になっている。

功利事業、機械化・合理化事業となってしまった。
この反省のもとに、いかに社会に貢献していくことが事業の目的となっていくのがこれからの企業家に必要な徳性になっていくことと信じたい一人です。
いえ、そうならないかぎり、経済の闇を超えることはないと思います。

道徳とは、徳をもって、道とは歩いていくもの、実践していくものであるようです。
だから、すぐそこに道はあるのです。
元気と気概ももって毎日、楽しく行動しましょう。「忙中閑あり」「苦中楽あり」と言います。

決して、環境や外部の要因ではなく、己自身にあることを上杉鷹山公も言っているのだと思います。

立志、立命、志を立て、人間はなにゆえに存在し、どこへ行けばいいのか、どうしなければならないのか、徳を磨き、道を歩いていく人が、それぞれの職場、家庭、学校、おかれた環境で、一燈照隅していく。
自分の存在がいかに小さくても、一燈となって自分のいる場所で照らしていく。
それが、あつまれば社会をあまねく照らし、国を照らすことになる。
ひとり一人が大切なオンリーワン(SMAPの歌が売れたのがよくわかります)なんです。


税理士 川島博巳(2004/01/17)
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人間中心のTAXを見つめています