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HOMEエトセトラ税理士の独り言セルフメディケーション税制に鑑みておもうこと_2018.01.19


セルフメディケーション税制に鑑みておもうこと

より一層に複雑になる税制はいったいどこに向かおうとしているのか。
毎年変わる税制は、やはり世の中が不安定の証拠なのだろう。

毎年、こねくりまわしているようにしか見えませんが。

セルフメディケーション税制なるものが平成29年分より行なわれるが、
ねらいは、増え続ける医療費の抑制で、予防接種まで含まれている。

予防接種や健康診断、薬屋さんで薬を買って、健康に意識をもって病院へ行かないようにねってことなのでしょうが。

個人的には、薬は効くのか、効かないのかわからないものもありますので、適度な運動のほうが効果があるのでは。

またぜいたくな食事をしないで、質素な食事がいいと、かかりつけのお医者様も言っています。

体を動かし、贅肉や脂肪をおとし、適正体重にして、体力をつけること
にお金はかからないし、より健康になります。

別に高い道具などなくても、運動はいくらでもできます。

  医療費控除をなくせば、病院に行く回数が少しは減ると思うので、医療費も抑えられると思うのですが。

健康保険、介護保険、後期高齢者医療保険料などといろいろな保険制度が昔と比べると随分と増えました。

私が20代のころ、初診料が700円前後で、あとは支払わなくてもいいという、今では夢のような制度でした。

なぜ、こんなにも変わってしまったのでしょうか。

各種医療の保険制度をなくすのも一つの方法であり、全部自費のほうが支払う金額が少ないという方は、医療保険制度はないほうがいいと思うことでしょう。

一番の問題は、お金のない人は、医療をうけたくても受けることができないことになりますが、そこをフォローすれば、医療保険はなくても問題はないことになる。

相対的に医療費の総額が減少していけばいいことになります。
今の制度では、できないのだから。

   また、医療費はすべて無料とするということも考えられます。
予防のための健康増進に力をいれていくだけでも医療費の総額は減るでしょう。

医療費を無料とする財源は、やはり税金ということになり、短絡的に消費税ということになってしまいますが、何パーセントあげればいいのだろう。

厚生労働省によると平成28年度で医療費の総額41.3兆円とのことだが、
消費税1%増税で2兆円という数字がいわれているが、41.3兆円は、20%の増税ということになる。

 実際は、健康保険税等がなくなるので、実質負担はそこまでいかないのでしょうが。

いずれにせよ、その場しのぎの税制改正がいつまで続くのでしょうか。
税制はより簡単にしなけらばならないのに、より複雑になっていくのを止めることはできないものだろうか。

また日本独自でもいいのではないでしょうか。


税理士 川島博巳
川島会計事務所
人間中心のTAXを見つめています