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HOMECONTENTSエトセトラ税理士の独り言どうして、日本人は気骨をなくしてしまったのだろうか。


どうして、日本人は気骨をなくしてしまったのだろうか。

7月12日に参議院選挙が行われるが、与党となった民主党、野党になった自民党ほか各党にて消費税の税率を5%から10%へ、法人税等実行税率を40%から20%ないし25%に、所得税等の税率を50%から上げるなどの論議が行われている。

相続税については、あまり言われていないが、主要な税法の抜本的改正が進みそうである。
企業からは、この不況をなんとかしてくれ、国民からは、雇用をなんとかしてくれ。老後の生活を安心してすごせるようにしてくれといった具合に、国の財政状態も、国民生活も末期的症状になってきた。

今の経済学は全体が豊かになり、貧困者に対しては、セーフネットで救えばいいという構造が世界的にあたりまえという考え方が主流である。
日本の政策もこれによっている。

ただ、日本的国民感情・風土が、まだこの経済政策になじめないのである。
日本人はこのセーフティネットをよしとしない老人たちの人口が多いからだろうか。

当然セーフネットによる救済は所得等により一線がひかれるが、一線にもれた中間層(私は中間貧困層と思っている)は、何の恩恵を受けず、救済も受けられず、生活にあえいでいるのではないだろうか。
夢も希望もすくない、現状に必死なのかもしれない。
裏をかえせば、国家の政策を信用できないのではないだろうか。

高校3年の次男坊に「才能や努力をすれば、成功する、報われる社会と思っているか、運やコネが成功する要因か、どちらと思う」と聞いたら、大学はでました。
就職先はありません。
才能や努力ではどうにもなりません。
という答えがかえってきた。

ある本では、先進諸国のなかで、日本は上記の比率が高く、社会主義国家の中国のほうが才能・努力すれば成功すると思っている比率がはるかに高い。
と記載されていた。

高校の先生曰く、高校卒で就職すれば、そこそこ家族が生活できる。大学を卒業するとよいとこに就職できない可能性が高いという。
今の若者は、公務員になれたら、一生安泰、これが成功と思っているといっても過言ではないようだ。

日本人は気骨をなくした。大和魂がなくってしまった。
情けないことである。
物はあふれ、季節感のない食事、お金をだせば、なんでも買える。かつて中流意識という言葉よく使われたが、最近は聞かない。
ゆえに、中間貧困層があふれていると私は思っている。

子供一人の高校や大学にかかる費用が120万くらいはかかる。
子供3人いたら360万円かかる。年収300万から500万でどうやって生活ができるだろうか。
国会議員や都議会議員にはわかるまい。

不動産屋さん曰く、土地や家を買っているのは、ほとんど親の援助があり、親の援助がなければ買えないひとが多いと。
今の不動産購入層の年代の収入が低いのである。
親のために家を建て、子供ために家を建てているのが今のシルバー世代である。

どうして、日本人は気骨をなくしてしまったのだろうか。


税理士 川島博巳  2010.07.02
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