このほど住友信託銀行は、高齢者から資産の目録や保管場所のリストを預かり、「もしもの時」には遺族に郵便等で届けるという新しいサービスを7月7日より開始します。
このサービスの名称は「メッセージトラスト」。資産情報等を記したメッセージ(財産の記録、親戚・知人・友人などの交遊情報、言葉のメッセージなど)を封緘したまま住友信託銀行にて保管しておけば、死亡時、もしくは指定期日等に指定受取人に本人限定受取郵便等にて郵送されるサービスです。
資産の状況や保管場所は家族内でも互いに知らせない場合が多いため、相続時において遺産の確認、確定に苦労することは少なくありません。
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このサービスを利用すれば、生前に知られたくないことは隠したまま、遺族の負担を軽くすることができるということで、ニーズは「意外と多い」と同行では見ているようです。
料金は年間3,150円と割安。同行では、「手軽な料金で販売することで、信託銀行への入り口商品となる」ことを狙いとしています。
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