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クールビズの経済効果は1000億円。ウオームビズは?

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 今年の流行語大賞の最右翼とも言われている「クールビズ」。先日公表された日本経団連が会員企業に実施した「冷房温度調節等に関するアンケート調査」でも、今夏に取り組んだ企業が85.5%にのぼるなど、空振りに終わった「省エネルック」とは異なる様相を示しています。

  クールビズ(COOL BIZ)は、「上着無し、ネクタイ無し」にすると体感温度が2度下がることから、オフィス内のエアコンの設定温度を上げる効果を期待したもの。ちなみに、クールビズのビズはビジネスを略した造語だそうです。
 クールビズの期待効果はもちろん「地球温暖化防止」です。
旗振り役の環境省では「すべての事業所が冷房の設定温度を28℃にすると、ひと夏で約160〜290万トンの二酸化炭素を削減できる」と、その効果に大きな期待をしています。

 一方、クールビズには大きな経済効果も期待されていました。
 先日、経産省が発表した7月の商業販売統計によると、クールビズ効果により「織物・衣服・身の回り品」(前年同月比:3.1%増)が小売業全体(同0.6%増)を押し上げています。
実際、服飾を扱うイオンやユニクロ等が軒並み業績の上方修正を発表。
第一生命経済研究所によると、その経済効果は約1000億円だそうで、クールビズは「期待通り」の効果を上げたようです。

 ところで、そろそろ夏も終わる頃、今度は「冬の暖房の設定温度20度」を狙ったウオームビズ(WORM BIZ)という言葉が出てきました。

ウオームビズでは、ベストやとっくりセーター、保温性の高い下着などの着用が推奨されていることから、前述の第一生命経済研究所によると、その経済効果はクールビズの2倍(2323億円)が期待できるとのこと。
果たして「柳の下のどじょう」となるのでしょうか?。