税務職員を装って「税金を還付する」などと持ち掛け、金をだまし取る振り込め詐欺のニュースが後を絶ちません。
国税庁や各国税局などでも注意を呼びかけていますが、あまり効果を上げていないようです。
7月11日、埼玉県東松山市の主婦が東松山税務署員を装った男性から「税金還付」を名目に44万円をだまし取られました。
同様の手口の詐欺は神奈川県、埼玉県、群馬県など、関東地方を中心に多発しているようです。
その手口は、税務職員を装った電話や手紙で「税金還付があるからATMで受け取って欲しい」と連絡があり、教えられた通りATMで操作をすると現金を振り込んでしまうというもの。
手紙の場合は連絡先のフリーダイヤル番号が記載されていて、連絡するとATMの操作法を説明されるそうです。
また、同じく「税金還付がある」という名目で、振込先の預金口座番号と生年月日を聞き出そうとする事件も発覚しています。
これは、生年月日を暗証番号にしている人の預金口座を根こそぎ奪おうとする企みだと思われます。
国税庁などでは、税務署にはフリーダイヤルは無い。
電話でATMの操作を教えたり、預金口座を聞くことはないなどと注意を呼びかけていますが、この手口の詐欺が治まる様子はありません。
また、イギリスではメールを利用した同様の詐欺も発覚しているようです。
くれぐれも、税務職員を名乗る電話や手紙、メールなどには十分注意してください。
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