2月16日、いよいよ平成17年度の所得税確定申告が始まりました。
今年の確定申告では、公的年金等控除の変更や既に申告が始まっている個人消費税の事業者免税点の変更により、申告者の大幅増が予想されています。
3月15日の申告期限直前は税務署が大混雑するものと思われます。テレビCMでは無いですが、申告はお早めに準備してください。
なお、今年の確定申告の主な注意点は以下の通りです。
■公的年金等の控除額の引き下げ
65歳以上の方に対して上乗せして適用される部分が廃止されました。
ただし、年齢65歳以上の方に限り最低控除額が50万円加算されます。
■国民年金保険料の納付証明書の添付
国民年金保険料に係る社会保険料控除の適用を受けるには、社会保険庁が納付を証明する書類を確定申告時に添付しなければなりません。
■老齢年金控除の廃止
65歳以上で合計所得が1000万円以下の方に適用されていた50万円の所得控除が無くなりました。
■青色申告特別控除額の引き上げ
特別控除が55万円から65万円へ引き上げられました。
■寄付金控除の拡大
控除対象限度額が総所得金額等の30%に引き上げられました。
■相続・贈与等で取得した事業用資産の必要経費
相続・贈与時に発生した不動産登記費用や名義書換料等は取得費に含めることになりました。
■住宅ローン控除の対象住宅拡大
購入した中古住宅の築後年数が20年超(耐火建築物は25年超)でも、一定の耐震基準を満たせば適用を受けることができます。
これ以外にも改正点がいくつかあります。
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