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連合がサラリーマン増税の増税額試算サイトを立ち上げ

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 このたび日本労働組合連合会(連合)が「サラリーマン増税額簡単試算サイト(think-tax)」を立ち上げました。
同サイトでは、いわゆるサラリーマン増税において、自分の年間増税額がどのくらいになるかを試算できるようになっています。
同サイトは6月末まで利用できます。

 ただ、同サイトの税額計算は平成18年度税制改正に対応したものではなく、政府税制調査会が昨年6月に取りまとめた「個人所得課税に関する論点整理」に記述された検討事項(定率減税の全廃、配偶者控除・特定扶養控除の廃止など)を反映したものです。

 平成18年度税制改正は、与党の圧倒的優位のもと意外とすんなり成立しました。
昨秋の税制改正論議では話題となっていた定率減税の完全廃止もあっさりと決まったわけです。

しかし、今年3月に連合が行った意識調査(1028サンプル)によると、58.2%が「自分の増税額を知らない」と回答。
また、91.2%が「もっと国民の関心を高めるべきである」と考えているなど、サラリーマン増税に関する国民への周知策は十分とはいえません。

 こうした背景から連合は同サイトを立ち上げ、実際に自分の増税額を試算してもらうことで、サラリーマン増税への理解を深めてもらう活動を始めました。増税額の試算は年収や世帯形態などを入力すると増税額が計算される仕組み。

計算結果についてはアニメーションを利用して増税の重みを実感できるように工夫されています。
試しに年収600万円、配偶者(年収103万円以下)、子供2人(15歳未満)で試算してみたところ、24万9800円の増税額が表示されました。

◆増税額の計算方法
給与所得控除を2/3に縮小
配偶者控除、特定扶養控除廃止
社会保険料は財務省の概算式利用
税率の区分等は現行のまま
月の増税額は一時金を4.8ヶ月で算定


参考
サラリーマン増税額簡単試算サイト




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