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中小企業庁が中小企業82万社の財務指標を公開

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このたび中小企業庁が「中小企業の財務指標」(概要)を公開しました。
これは、国が中小企業の信用データベースとして構築したCRD(中小企業信用リスク情報データベース)のデータを活用して、中小企業法人約82万社の決算書(平成16年1〜12月決算期分)をもとに作成したものです。
同指標が公開されるのは、昨年に続いて2回(年)目になります。

 同指標は、中小企業の経営活動における実態(収益性、安全性、効率性)などを計数的に公開することにより、中小企業の経営戦略立案や中小企業に対する診断、助言に役立ててもらうために作成、公開されています。

公開をはじめたのは昨年から。今年は昨年よりも約2万社多い82万2407社の決算書データをもとに作成されており、同庁は「より信頼性が高まった」とPRしています。

 実際に中小企業庁のホームページに掲載された「中小企業の財務指標」(概要版)を見てみると、業種分類別に総資本経常利益率、売上高経常利益率、自己資本比率、債権・債務回転期間など数十項目に渡る経営指標と決算書の主要項目が掲載されています。

ただ、この概要版(無料)で見られるのは大分類9業種のみ。もっとも細かく分類された115業種の指標を見るためには、中小企業診断協会ホームページから有償(2625円)で別途購入しなければならないようです。
しかも、その提供はCD−ROM等によるデータではなく書籍(A4判648頁)です。

 真に中小企業の成長を願うならば、中小企業庁にも、もう少しがんばって欲しいものです。


参考URL: 「中小企業の財務指標」(概要)




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