希少価値の高いレアメタルや貴金属が採取できる「都市鉱山」が注目を集めています。
都市鉱山というのは、使用済みとなったパソコンやスマートフォン、廃家電などを指し、ここから金属を採取することを意味します。
廃家電などの基盤には有用な金属が多く含まれており、基盤を回収することでレアメタルや金、銀などの貴金属のほか銅などが採取できます。
鉱山のように金属を取り出せることから「都市鉱山」と命名されました。
金を例にとると、パソコン1トンから100〜500グラムを採取できるといいます。
都市鉱山は東京五輪・パラリンピックの際、メダルの原材料としても話題になりました。
都市鉱山が注目される理由は多岐にわたります。
一つは価格の高騰が挙げられます。
レアメタルの一つ炭酸リチウムの取引価格は2020年後半と比べ数倍に上昇(中国の市場)。
ニッケルにおいては2倍になり、ここ10年間における最高値を記録しました(ロンドン金属取引所)。
価格高騰の中、電気自動車(EV)の普及により、金属需要は高まっています。例えば、モーターにはジスプロシウム、ネオジムといったレアアース(希土類元素)が、車載電池にはリチウム、コバルトなどが必要になります。また、電子機器には金やパラジウムが不可欠です。
価格高騰や需要増加の中、さらに悪いことに鉱石採掘量の減少も懸念されています。
加え、地政学上のリスクにより安定的な供給にも不安要素が増しています。
こうした悪材料が重なる状況下、都市鉱山というかたちで、金属などを国内循環させることで、需要に対応することが求められるようになりました。
現在、世界的に脱炭素化が進む中、都市鉱山として廃家電のリサイクル率を向上させることは脱炭素という点でも貢献できます。
希少価値の高いレアメタルや貴金属が採取できる「都市鉱山」が注目を集めています。
日本は原材料の海外依存度が高い国です。
レアアース(希土類元素)ですと6割を中国に依存しています。
たとえば、電気自動車(EV)のモーターの磁石にはレアアースのジスプロシウムが使われていますが、こちらの主な輸入先は中国になっています。
今後、中国との外交において大きな問題が生じ、レアアースが輸入できなくなるとEVの生産に大きな影響が出ます。
また、EVだけでなく、半導体をはじめ、レアアースを利用している多くの製品が影響を受けることになります。
こうしたリスクに備えるためにも、使用済みとなったパソコンやスマホ、廃家電などから金属を採取する、「都市鉱山」に注目が集まるようになりました。
今後、中国、ロシアなど、地政学リスクは高まり、経済安全保障の重要性が叫ばれる中、都市鉱山の活用がさらに重要になることが予想されます。
こうした流れを受けて、企業にも、都市鉱山に関する事業を展開する動きがみられます。
ある銅製錬大手の中には、カナダの廃家電リサイクル企業を買収したところもあります。
ほか、AIを活用して、パソコンの基板から金属を回収する工程を自動化させる企業もみられるようになりました。
政府も政策を打ち出しています。
5月には、経済安全保障推進法が成立し、2023年から施行されます。
レアアースなどの重要鉱物や医薬品などが特定重要物資に指定され、安定供給の強化が図られます。
こうした政府の資源循環、リサイクルの政策も都市鉱山に関する事業の後押しとなっています。
(記事提供者:(株)日本ビジネスプラン)
記事提供:ゆりかご倶楽部
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参考URL
■国税庁HP新着情報(国税庁トップページ)NATIONAL TAX AGENCY
10月31日朝時点での新着情報は、以下の通りです。
国税庁ホームページ掲載日:2022年10月28日
≪お知らせ≫
●「帳簿の提出がない場合等の加算税の加重措置に関するQ&A」を掲載しました
●「税を考える週間」国税庁の取組紹介ページを更新しました
■財務省
・財務省 各年度別の税制改正の内容
□総務省 税制改正(地方税)
■ご意見箱 財務省
□法令解釈通達 |国税庁
■消費税の軽減税率制度について|国税庁
◆国税不服審判所/公表裁決事例
◆国税庁/税務訴訟資料
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