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【時事解説】デジタル時代に求められるリスキリングとは

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  リスキリングという言葉を耳にするようになりました。

リスキリングとは直訳すると「学び直し」となり、必要とされるスキルの獲得を意味します。

政府は5年間で1兆円を投じ、働き手のリスキリングを支援すると発表しました。

政策の後押しもあり、今後、リスキリングに取り組む企業は増えると予想されます。

メリットとしては、リスキリングによりスキルを高めた人材が自社の成長分野に移れば生産性を高められることがひとつとしてあります。

結果、経済社会全体にも、賃上げなどの好循環が生まれます。

 今、なぜリスキリングが注目されるのでしょうか。

最近は、コロナ禍や為替・物価の変動などにより、経営環境が激しく変化するにともない、従業員に求められる能力は多様化しています。

 また、従来の職の中には、AIにとって代わられると予想されるものもあります。

民間の調査によると、今後、DXにより現在の事務職についている人のうち、約8,500万人の雇用が失われるといいます。

その傍ら、デジタルに関する、9,700万人の新たな雇用も生まれると予測されています。

 企業がリスキリングに取り組めば、リストラを最小限に抑えられ、かつ、必要な人材を獲得することができるようになります。

企業が人材を大切にし、大切にされた人たちが企業の成長に貢献し、さらに豊かな暮らしが実現する、といった好循環が生まれます。

 もっとも、従来から学び直しの制度はありました。

代表的なのは「リカレント教育」です。

ただ、リカレント教育は現在の職を離れることが前提です。

が、リスキリングはデジタル技術の力を使いながら価値を創造できるようになることが大切で、実現のために職を離れる必要はありません。(

 リスキリングに関して、日本は欧米に5〜10年後れを取っているといわれています。

世界全体では、米国や欧州、シンガポールなどの企業が活発に取り組んでいます。

米アマゾン・ドット・コムや独ボッシュなど、リスキリングに多額の資金を投じている企業もあります。

 その中、日本でも、電機メーカーや通信教育大手、自動車会社など、リスキリングに取り組む企業が増え始めています。

ある総合電機大手では、AIの技術を駆使して、社員のリスキリングを促すシステムを開発。グループ全体で導入し活用する予定だといいます。

同社には、従来のものづくりからデジタル企業に転換したいという思いがあり、リスキリングで人材の強化を図り競争力を高めたいという狙いがあります。

 リスキリングの取り組みを開始した通信教育会社では、「リスキル休暇」を導入し、推進を図っています。

具体的には、通常の有給休暇とは別に、学習を目的とした有給休暇を3日与えています。

また、学習にかかる費用は10万円まで会社が負担します。

 実は、リスキリングに対してはネガティブな声もあります。

スキルを得た従業員がよりよい職場を見つけ、人材流出につながるという懸念です。

ただ、リスキリングに取り組む企業が増えている現実を見ると、人を大切にし、学びの機会を与える企業でないと、人が集まらないという、時代の流れがあるともいえます。


(記事提供者:(株)日本ビジネスプラン)


記事提供:ゆりかご倶楽部


[Studying English]


マルチーズのみずき


参考URL


国税庁HP新着情報(国税庁トップページ)NATIONAL TAX AGENCY





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