最近、タイパ(タイムパフォーマンス)という言葉を耳にするようになりました。
コストパフォーマンス(費用対効果)の時間版で、かけた時間に対する効果を指します。
無駄な手間をなくしたいという消費者心理を意味するときもあります。
三省堂が主催する「辞書を編む人が選ぶ『今年の新語2022』」では、「タイパ」(タイムパフォーマンス)が大賞に選ばれました。
Z世代を発端に、最近では各層にも認識され始めています。
「タイパ」を重視する人の代表的な行動例が倍速視聴です。
ネットフリックスなどで、映画やドラマを視聴する際、通常よりも早い速度で視聴する行為を指します。
倍速にしてもセリフは聞き取れるため、短い時間で内容を理解することができるのです。
数年前、映画などを倍速で鑑賞する層がいるとニュースで報じられたことがありました。
当時の周りの反応は「そのような人もいるのかぁ」と珍しい層との扱いでした。
ところが、最近の調査では20代の半数近くが倍速を経験しているといいます。
今の時代、スマホやパソコンで多数の情報が入手できます。
サブスク(サブスクリプション・定額利用)の浸透で、映画だけでなく、ゲームや音楽など、様々な娯楽が一定の金額で好きなだけ楽しめるようになりました。
タイパが重視されるようになった背景には、時間はいくらあっても足りないことが一つとして挙げられます。
観られる作品が多くなったものの、鑑賞に費やせる時間は変わりません。
結果、倍速にして多くを観賞しようというのもうなずけます。
ただし、制作側としては、視聴者の感動が大きくなるよう、間合いを工夫している場合もあります。
倍速視聴は作り手に失礼ではないか、といった声も見受けられます。
最近、タイパ(タイムパフォーマンス)という言葉を耳にするようになりました。
タイパとは、かけた時間に対する効果を指します。
特に、議論になったのは、映画やドラマを早送りで鑑賞する若者についてです。
倍速で観ても感動が半減し、作品の良さがわからないのではないか、という指摘があります。
ただ、タイパを重視する若者が倍速で鑑賞する目的は、情報収集もあるといいます。
数多くある作品のあらすじを効率よく収集し、その情報をもとに、周囲の人たちとのコミュニケーションをはかる。
そして、人間関係を良好に保ちたいといった狙いがあるようです。
タイパ志向をビジネスチャンスととらえる向きもあります。
食品メーカーのカレールーを例にとると、従来は鍋でじっくり煮込むものが主流でした。
そんな中、フライパンを用いて、半分の時間で完成するルーを開発したところ好評だといいます。
反対に、タイパに優れているようにみえるアプリが実はタイパが低く、顧客が離れてしまうケースもあります。
一例を挙げると、婚活マッチングアプリがそうです。
婚活マッチングアプリは簡単に相手が見つかり、タイパに優れているように見えますが、最近は、結婚相談所に切り替える人も少なくないといいます。
というのも、婚活アプリは、会う日時や場所など、連絡のやり取りに時間がかかり効率が悪い部分があります。
その点、結婚相談所は、相手と初めて会う日時や場所は相談所が設定するのでやりとりの必要がありません。
カウンセラーが間に入るので、断りも入れやすい面もあります。
今後も、続々とタイパのよいサービスや商品が生み出される傾向にあります。どのようなものが受け入れられるのか、目が離せません。
(記事提供者:(株)日本ビジネスプラン)
記事提供:ゆりかご倶楽部
[Studying English]

参考URL
■国税庁HP新着情報(国税庁トップページ)NATIONAL TAX AGENCY
3月31日朝時点での新着情報は、以下の通りです。
国税庁ホームページ掲載日:2023年3月30日
≪税の情報・手続・用紙≫
●「申告書別表の記載例(グループ通算制度適用法人用)令和4年11月(令和5年3月改定)」を掲載しました
≪お知らせ≫
●租税条約における「利得の分配に係る事業年度の終了の日」の取扱いについて(PDF/113KB)
■財務省
・財務省 各年度別の税制改正の内容
□総務省 税制改正(地方税)
■ご意見箱 財務省
□法令解釈通達 |国税庁
■消費税の軽減税率制度について|国税庁
◆国税不服審判所/公表裁決事例
◆国税庁/税務訴訟資料 |
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