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《コラム》出産前後の公的支援 出産育児一時金50万円に増額

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一時金は増額だが財源は

 2023年4月以降の出産に対して健康保険の出産育児一時金が42万円から50万円に引き上げられました。

出産費用の全国平均は47万円位と言われています。

基本的には健保から病院に直接支払われます。

一時金を上回る費用がかかればその分は窓口で支払うことになります。

逆に余った場合には差額を受け取れます。

基本的には出産後に送られる決定通知書で通知されます。

 一時金の増額は出産する方には朗報ですが、財源の一部を75歳以上の後期高齢者医療制度から拠出することになっているので高齢者の保険料は24年度から上がります。


出産に関する公的支援

@不妊治療……2022年度から公的医療保険の範囲が拡大

A妊婦検診費用補助……妊婦初期月1回、分娩近く週1回等、妊婦検診など定期検診は市区町村で14回分の健診費用補助が助成されます。

B出産育児一時金……正常分娩は公的医療保険が適用されませんが、帝王切開などは健康保険が適用されます。

どちらの場合も出産費用を賄うために健康保険から出産育児一時金が支給されます。妊娠85日以上であれば流産なども対象になります。

 また、市区町村によっては上乗せ給付をしているので国の制度を超えた金額が出る自治体もあるので調べておきましょう。

C出産手当金……産休中給与が無給の場合会社員なら出産前42日目から出産翌日から56日までの休んだ期間、給与の3分の2の出産手当金が受けられます。

出産後の8週間に夫が4週間までの「産後パパ育休」を取ると「出生時育児休業給付」が雇用保険から受け取れます。

休業期間無給なら給与の原則67%が受け取れます。

D出産・子育て応援ギフト……原則として市区町村の面談を受けた妊婦がアンケートに答えると妊娠時に5万円、出産時に子1人5万円支給されます。


出産費用と医療費控除

 出産の自己負担が多い場合、翌年の確定申告で医療費控除が活用できます。

正常分娩の費用でも出産育児一時金を超えた自己負担額、不妊治療の自己負担額、妊婦検診のための検査代、通院費用や出産時のやむを得ないタクシー代なども医療費控除の対象です。

フリーランスや被扶養者の妻には出産手当金の給付はありません。


記事提供:ゆりかご倶楽部


[Studying English]


マルチーズのみずき


参考URL


国税庁HP新着情報(国税庁トップページ)NATIONAL TAX AGENCY


6月13日朝時点での新着情報は、以下の通りです。
国税庁ホームページ掲載日:2023年6月12日


≪税の情報・手続・用紙≫
●酒類の輸出動向(令和5年4月分)を掲載しました

≪法令等≫
●財産評価基本通達の一部改正について(法令解釈通達)
●令和5年分の基準年利率について(法令解釈通達)


■財務省

財務省 各年度別の税制改正の内容

総務省  税制改正(地方税)

ご意見箱 財務省

法令解釈通達 |国税庁

消費税の軽減税率制度について|国税庁

国税不服審判所/公表裁決事例
国税庁/税務訴訟資料
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