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所得税、消費税の調査状況はほぼ前年並み

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 国税庁が「平成19事務年度における所得税及び消費税調査等の状況について」を公開しています。

それによると、平成19年7月から平成20年6月(平成19事務年度)に実施された税務調査等の件数は、所得税が82万7千件(前年度比104.0%)、譲渡所得税が7万9千件(同97.5%)、消費税(個人事業者)が9万1千件(同94.8%)となっています。

 このうち、所得税については、ここ数年の調査件数が80万件前後で推移しており、例年並の調査件数といえそうです。

一方、譲渡所得税と消費税(個人事業者)の調査件数については、株式ネット取引の普及や消費税法改正等の影響もあって大幅な増加傾向にありましたが、平成19事務年度においては一旦落ち着いた形になりました。

 所得税の調査件数82万7千件のうち、申告漏れ(非違)があった件数は59万2千件(前年度比103.0%)で、申告漏れ所得金額は9635億円(105.1%)。追徴税額は1322億円(同106.3%)でした。

 また、譲渡所得税の調査件数7万9千件のうち、申告漏れ(非違)があった件数は5万2千件(同104.0%)で、申告漏れ所得金額は3339億円(同105.1%)。

追徴税額は1322億円(同99.9%)。消費税(個人事業者)の調査件数9万1千件のうち、申告漏れ(非違)があった件数は6万6千件(同95.6%)で、追徴税額は259億円(同101.1%)でした。

 なお、毎年公開されている「一件あたりの事業所得の申告漏れ所得額が高額な上位10業種」は以下の通りです。

1位 貸金業(2位)
2位 病院(8位)
3位 風俗業(3位)
4位 外科医(ランク外)
5位 畜産農業(10位)
6位 食肉小売(17位)
7位 商品販売外交(6位)
8位 情報サービス(4位)
9位 くず金卸売業(11位)
10位 個人タクシー(16位)
※()内は前年度順位

 昨年ワースト1位だった「キャバレー」はワースト10に入りませんでした。




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