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HOMECONTENTSタックスニュースタックスニュース平成24年タックスニュース 2012.10.18


日本商工会議所:2013年度税制改正に関する意見を公表

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 日本商工会議所、2013年度税制改正に関する意見を公表しました。

 それによりますと、同意見では、日本再生に向け、まずは経済・社会基盤の再構築や、

中小企業を柱とした成長の実現などの基本的な考え方を示した上で、

「消費税引上げに伴う弊害の是正」、「事業承継と創業促進に資する税制」、

「中小企業の活力強化に資する税制」、「内需拡大・地域活性化に資する税制」、

「納税環境の充実」の5分野にわたる要望を掲げております。

 消費税引上げに伴う弊害の是正では、

@円滑な価格転嫁を実現するため、徹底した広報をはじめ、万全の対策

A消費税引上げに伴う景気の下振れをカバーし、経済成長を促進する景気・経済対策の実施

B納付回数の任意選択、申告期間延長や延納措置創設、公的融資の拡充、延滞税の引下げ等

C中小企業のさらなる負担増となる複数税率・インボイス制度の導入には断固反対

D消費税引上げに伴い、二重課税の解消

などを求めております。

 中小企業の活力強化に資する税制では、中小法人の軽減税率を含む法人税のアジア諸国並み

への引下げなどを要望しております。

 事業承継税制と創業促進に資する税制では、

@「価値ある企業を残す」ための事業承継税制の拡充に、

非上場株式等に係る相続税・贈与税の納税猶予制度の要件の改善や、

取引相場のない株式の評価方法の抜本的な見直し等

A「企業を増やす」ための新規創業促進に、創業後5年間の中小企業に対する税制措置の拡充や、

会社設立に係る印紙税及び登録免許税の廃止やエンジェル税制の拡充、

ベンチャー企業への投資促進などを要望しております。

 内需拡大・地域活性化に資する税制では、資産の世代間移転を促進させる資産課税の見直しや、

地方法人二税に過度に依存しない安定財源の確保などを要望しております。

 また、納税環境整備の充実では、

@社会保障と税の共通番号(マイナンバー)を、社会的インフラとして早期に導入

A歳入庁は、納税側・徴収側双方の負担軽減につながる観点から検討

B寄附金控除の年末調整の対象化は反対

C事業者の納税事務負担を増加させる個人住民税の現年課税化には反対

D延滞税等の引下げ・適正化

E不納付加算税の軽減

F商工会議所等に対する寄附金制度の拡充

などを掲げております。


(注意)
 上記の記載内容は、平成24年9月12日現在の情報に基づいて記載しております。
 今後の動向によっては、税制、関係法令等、税務の取扱い等が変わる可能性が十分ありますので、記載の内容・数値等は将来にわたって保証されるものではありません。



記事提供:ゆりかご倶楽部



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