何回も同じミスを繰り返す人がいますが、この改善方法はないだろうか。
注意力欠如、責任感不足、集中力不足等々、病気ではないかとか
インターネット上にはさまざま載っています。
誰でもミスや失敗をした経験はあるでしょう。
また人は同じまちがいを繰り返すものでもある。
失敗したときの恥をかきたくないので、次からは気をつけるのが
普通であるが、同じ簡単なまちがいを何年も続ける人がいます。
いろいろ調べた結果次のことが共通しているようです。
・言い訳や弁解がさきにでる。
・何故まちがったかを探求しない。
・自分やり方があっていると思っているので注意されても指示に従わない。
・他人に頼っている人が多い。
・チェックするのは自分の仕事じゃない考えている
・同じまちがいを繰り返した意識がない。
そのほかには次のようなことが載っていました。
なぜ同じ失敗を繰り返してしまうのか。
・それは問題意識を持たないで、他人や社会に依存して、のんべんだらりと生きているからです。
・自己主張が強いためです。その人にとっては大切なポイントは大切じゃないのです。なんで叱られるかわからないのです。
・何度言っても、自分には自分のやり方があるという頑固さがあり、何べん失敗しても、また繰り返します。
・言われた内容が重要ではなく、言われたことに腹がたつのです
・過ちの原因について検証し、次に同じ間違いを犯さないようにするためには具体的にどうすればいいのか、その答えを見つけない限り、人は何度だって同じ間違いを繰り返してしまうでしょう。
この対処法はあるのだろうか。こちらもいろいろありました。
・始末書を書かせる
・減俸や降格など懲戒処分を行う
・相手がミスを自覚はしている場合には、なぜミスが起こるのか、相手自身にも理由を考えてもう。
場合によっては、やりかたを一緒に話しながら、相手のやり方をチェックします。
・相手の理解不足が原因であれば、これで解決する可能性が高いですね。
・同じミスを繰り返す原因の1つとして、あなたが伝えようとしていることを部下が正しく理解できていないことが挙げられます。
これはなくて七癖みたいなものでしょう。性格ではありませんが。
・人間って言うのは、いつか言った事も、言われた事も忘れてしまします。
メモだとそのまま残るので、メモを取らせましょう。
興味をひいたのが、「間違えることが習慣となっている」です。
子供にトイレにはいったら電気を消しなさいとか、
家にかえったら、手を洗いなさいとか
何度言ってもいうことをききませんが、これと似ています。
注意されることにも慣れてしまっているのです。
■ミス防止システムの構築
・チェックリストや確認事項リストの作成
税務署提出の添付よくついていますようなものです。
チェック事項一覧表を作成してチェックをいれます。
もし新しいミスが発生した場合には追加します。
■その他記載があった事項
「人間は同じ誤りを繰り返していると誤り自体を無意識下に覚えこんでしまい、さらに繰り返してしまう
どのスポーツにおいても正しい“フォーム”を身に付けることが大切である。
野球なら、投球や打撃のフォームである。意識しなくても、すばやくスムーズにそのフォームで体を動かすことが要求される。
だから体で覚えろなどとも言われる。
ダンスの場合でも、その都度、振り付けを思い出しながら踊っているようでは音楽とシンクロできないだろう。
楽器を演奏する場合も、指使いをいちいち思い出していたら音楽にならないだろう。
しかし、こういった一連の“正しい手順”を覚えるまでが大変だ。
何度練習しても同じところで間違ってしまったりする。
カナダ・オンタリオ州のマックマスター大学の研究者たちによると、人間は同じミスを繰り返していると、そのミス自体を学習してしまうのだという。
“正しい手順”を身に付けようとして、すんなり覚えられれば問題はない。
だが、練習中にどこかでトチってしまうと、その次に練習したときにも同じところでトチってしまうことがある。
これを何度も繰り返していると、無意識のうちに間違いを学習してしまうというのだ。」
「人は同じ誤りを繰り返しているうちに、誤りのパターンを無意識に学習してしまうのではないか・・・とハンフリーズ准教授らは考えている。
正しい手順を学習しようとしているのに、誤り自体を学習してしまうことがあるというのだ。」
「失敗しても、なんだかんだとやり過ごすことができるようになってしまうと、人はどんどん痛みにも鈍感になっていくのだと思います。
そうなるともう、自分で危機感をもって「同じ失敗をしないためにはどうすればいいか」なんて考えることはないでしょうね。」
「同じ間違いを繰り返す人の中には、「自分がこんな間違いをするわけがない。今回はたまたまだ」とか「これは凡ミスだ」などの言い訳をする人が多いように感じます。」
ことわざ 「喉元過ぎれば熱さを忘れる」
■経営チェックリストの作成
経営者のチェックリストも作成しましょう。
経営者にはだれも注意をしてくれません。
いえ、強い奥様がいればガミガミいわれるかもしれませんが、
これもなれっこになってしまいますので。
(from monologue blog) 2012.09.15 税理士 川島博巳 |
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