設備等の有形資産は、所有しなくてもネットワークで関係を作り利用すればいいというのが、上記2社の知識ベース経営です。
もちろん、成功しているから、実体がしっかりしているように見えます。
しかし、前述している流れから議論を導けば、こういう企業は、有形資産を持たないのです。
あるのは、知識だけなのです。知識だけとは、何かというと、「事業計画書と企画書」なのです。
建物も土地も機械も何もなく、そこには、「事業計画書と企画書」だけが存在して、事業を始めていくのです。
その発想力が、知識をベースにした事業になっていくのです。
上記のような事業になった場合、何が最重要でしょうか?「知識だけとは、何かというと、「事業計画書と企画書」なのです。」これを持つのは、そう、人なのです。今、赤字でなければ、これからの経営を、知識ベースにもっていこうとするならば、「人」に力を入れるべきです。
いえ、入れていかないと、生き残れなくなるでしょう。再度、見直してください。今、人育てのために、企業として何をしているのか。何に重点をおいているのか。ということを。
|
最適戦略の立案と実行の基幹となる人が変われば、会社はもぬけの殻になるのが、知識ベース経営の企業です。知識は個人のものであって、会社のものではないからです。こうした経営では有形資産ではなく、なによりも人が重要になります。
これからは、今まで以上に、人に資源を投入すべき時代なのではないでしょうか。
|