弥生会計の入力方法
入力仕方とコメントがはいっております。
会計ソフトの特徴として、現金出納帳等にて入力した場合、相手勘定へも同時に転記され、
日付も科目も自動的に整理してくれます。
また、試算表や決算書も自動的に作成できます。
消費税の申告書も作成できます。
このように会計ソフトはほぼ完成されており、また少しづつ改善が行なわれています。
経営分析、キャシュ・フロー、資金繰りなどの多機能があります。
弥生会計の帳簿入力の方法は次の方法があります。
伝票による入力方法でも帳簿による入力方法でも両方の併用でも入力できます。
メニューバーの「 帳簿・伝票 」をクリックしますと下記の表の左側が表示されます。
@仕訳日記帳 |
◎ |
複式簿記による入力方法 |
A総勘定元帳 |
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単式簿記的な入力方法 |
B補助元帳 |
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単式簿記的入力方法 |
C現金出納帳 |
○ |
日々に現金の入出金の記録 |
D預金出納帳 |
○ |
預金通帳より入力 |
E売掛帳 |
○ |
売上の請求書より入力 |
F買掛帳 |
○ |
仕入の請求書より入力 |
G経費帳 |
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単式簿記的な入力方法 |
H製造経費帳 |
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I伝票 |
◎ |
複式簿記による入力方法 |
J帳簿・伝票設定 |
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○は複式簿記の能力が向上すると思われます。
「 簡単取引入力 」は帳簿作成技術が上達しませんので記載からはずしました。
「 帳簿・伝票設定 」はとりあえずは設定はそのままでなれたら工夫しましょう。
上記の@〜Iの中から入力方法を選択します。
どの入力の方法でもかまいません。また途中で入力の方法をかえても問題ありません。
このように、他の会計ソフトと同じように弥生会計の入力方法も設定と同じように方法がいくつかあります。
会計事務所の職業としての入力方法としては効率の違いや会社の規模や取引内容により使い分けています。
企業の自計としての入力方法としては、独断ですが、下記の順番によりの入力方法をおすすめしますが、他の順番や方法でも問題ありません。
1.現金出納帳
現金の毎日の入金・出金は、毎日記載しないと帳簿残高と実際残高との照合ができません。
あまり動きがない場合には1週間にまとめて記載してもいいでしょう。
企業の規模やお金を取り扱う状態により考えてためないようにしましょう。
2.預金出納帳
預金は預け入れと引き出しが現金出納帳にて入力すると連動します。
また上記のB〜Iの入力方法でも相手勘定が連動します。
会計ソフトはほとんどが複式簿記の様式をとっていますので、相手勘定へ自動的に転記されます。
3.売上帳
〆日ごとに相手先別に合計金額を入力すればよいでしょう。
納品書ごとに打ちたい場合には量がすくなければいいですが、多い場合は弥生販売にての使用をおすすめします。
なお、弥生販売にて納品書、合計請求書、入金処理ができ、そのデーターを弥生会計に取り込めます。
4.買掛帳
〆日ごとに相手先別に合計金額を入力すればよいでしょう。
納品書ごとに打ちたい場合には量がすくなければいいですが、
なお、仕入単品ごとに打ちたい場合や帳簿在庫管理には、弥生販売にての使用をおすすめします。
5.振替伝票による入力
複式簿記の特徴である振替伝票形式による入力です。
複合取引といい借方・借方の行数が違う場合に処理しなければならないときなどに使います。
簿記のくわしい人などは伝票による入力のみで行なう方もいます。
簡単なおおまかを記載しました。くわしくはそれぞれのページをご覧ください。
上記の方法によると2重の入力や打ち間違いが少なく、現金出納帳を手で書いている方も多く、
また預金帳を見ながら入力して残高の確認ができるなどのメリットがあります。
仕訳日記帳による入力が 高速入力 向きで、これのみで入力する方もいます。
いろいろ試してみて、ご自分にあったやり方でかまわないでしょう。
最終的にまちがわなければいいのです。
※補助科目の利用
資産科目・負債科目は正しい相手先ごとの残高の確認のため補助科目を設定しましょう。
また、決算のときに添付する必要な書類の勘定科目内訳明細書に残高が連動します。
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